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晴耕雨読 国内旅行記

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南北朝時代 南朝の都だった吉野の姿が下千本辺りには色濃く残っています。
写真は、南北朝時代に皇居とされた吉水神社。
お土産屋さん、飲食店もあり見所がたくさんあります。


吉野山に入ると、真っ赤な橋が出迎えてくれます。
さて、この大橋。橋の下を流れる水はありません。
南朝時代、この橋の下は空堀だったそうです。
今ではすっかり鉄筋コンクリートの橋になっていますが、遠く南北朝時代の戦の跡が残っています。

さて、学校であまり習わない南北朝時代。
日本の長い歴史の中で、天皇が二人存在した短い時代。
鎌倉時代から、室町時代に移る間のたった3年ですが、武士の政治から天皇が直接政治を行う親政がしかれた時期があります。

歴史に興味がない方は、ここ からジャンプお願いします。

▽後醍醐天皇玉座

後醍醐天皇 1318年に即位。
当時、鎌倉幕府が政権を握っていましたが、元寇(2度に渡るモンゴルの日本襲撃)により国が疲弊しており、
幕府の力は衰えていました。
幕府の干渉を嫌った、後醍醐天皇は二度に渡り倒幕計画を立てて失敗し、隠岐に流されてしまいます。

1333年。隠岐から出た後醍醐(当時は別の天皇が立てられています)は、足利高氏(後の尊氏)、新田義貞の力を得て鎌倉を攻め滅ぼしました。
鎌倉幕府が滅んでから、後醍醐天皇は自ら政治を採り、親政を開始しました。
「建武の新政」と呼ばれる政治体制です。

理想に根ざした、天皇の政治は政権樹立に貢献した武士階級の利益を無視するものでした。
1336年。足利尊氏が天皇に対する離反を表明し、京に攻め入ります。
京を制圧した尊氏は、光明天皇を擁立。京を追われた後醍醐天皇は、逃れて吉野を都とします。
その際、皇居とされたのは後でご紹介する「吉水神社」
1339年、後醍醐天皇は吉野の地で、無念のまま生涯を閉じます。

1392年に再び、統一されるまでの60年間。吉野は南朝の都とされました。

では話を戻して、道を辿っていきます。
大橋を超えると、黒門があります。吉野山一山の総門です。

▽黒門

▽銅の鳥居

黒門の先には銅の鳥居。鳥居は普通、お寺にはないのですが、これは金峯山寺の鳥居です。
神仏習合と言って、仏教が伝来された当時は、土着の宗教と融合されて広まりました。
新しい神様(仏)を受け入れるより、もともとあった神様の姿を当てはめたほうが受け入れ易く
布教するのも容易だったようです。
その時代の名残として、今でも残っているのが金峯山寺の銅の鳥居です。

一応、ここから先は聖域と示す意味があるんですが、
銅の鳥居の周囲はお土産屋さん、飲食店が立ち並び、あまり聖域らしくありません。

金峯山寺(きんぶせんじ)

1300年前に、役行者(えんのぎょうじゃ)により創建されたと伝えられています。
本堂は、正面26m、高さ28mの大堂。
桜の木が正面に植えられており、本堂を背景にした満開の桜の写真をよく目にします。

正面の大きな提灯、赤茶けた木の風合いがとてもいい雰囲気です。

金峯山寺の近くに、吉野観光センターがあります。地図などは、ここでもらえるようです。

吉水神社(よしみずじんじゃ)

1300年前に、役行者の創建した元は僧坊(お坊さんが生活する場所)だった場所。
先ほど歴史のところで触れた、南朝の皇居とされていた場所です。
元皇居は公開されており、中に入る事が出来ます。

中は、皇居と言うにはあまりにも質素。
室内に流れる、南朝の歴史を語ったテープから「後醍醐天皇は、失意のまま崩御されました」
と何度流れてくるので、だんだんブルーになってしまいます。

▽南朝皇居

▽太閤花見の本陣

皇居であった歴史のほかに、源義経と静御前が最後に会った場所であったり、
どこにでも登場する、太閤秀吉が吉野で花見をしたときの本陣が置かれた場所であったり。
色々と歴史が残っている神社です。

ちなみに、吉水神社の入口付近に展望所があり下千本の桜を一望できます。

吉水神社の付近、色々とお土産やさんが並んでいます。

有名(?)な、「陀羅尼助」(だらにすけ)のお店もこの辺りにあります。
だらにすけって何やねん?って話ですが、漢方の胃腸薬です。1300年前に役行者が作った秘薬。
一応は胃腸薬となっていますが、万能薬なんだそうです。
おおきなカエルが目印。

それでは続いて、少し山道を散策。 中千本へと進んで行きます。

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